初版が、1991年なので、かなり前の画集です。士郎正宗氏のアナログのカラーの絵が、収録されています。
　士郎正宗氏は、基本的に仕事をアナログからデジタルに移行しているので、ある意味貴重です。
　功殻機動隊、アップルシードなど、最近放映されたアニメーション映画の原案となった漫画の表紙のイラストレーションなどが収録されています。士郎正宗氏の解説も楽しく読めるようになっています。
　本の内容自体はすばらしいと思います。しかし、本の作りはかなりひどいと感じました。私が購入したのは、第１０版の1999年に発行されたものなのですが、購入して２日で本の中身が取れてしまうような状態でした。書店の保管状態が悪かったのではなく、本に使用している紙の質や糊（ボンド）の使い方が悪かったのだと明らかにわかるものでした。せっかく、ほとんどオールカラーの画集を発行するのですから、もう少し気をつかって欲しいものです。

まだ漫画家の頃の士郎正宗のカラー作品集です。本人の解説が頷けて、資料としても読み応えがあります。
初期の頃は色鉛筆で仕上げてたり（！）色々な画材を試して試行錯誤しているのも懐かしいです。ずべて手書きの緻密な背景も素晴らしいです。

幻のアップルシード5巻の表紙も収録してあります・・・・早く書いてほしいですね。アップルシードの続きを・・・

内容の濃さ（良さ）が良いです。
本人の解説も面白いです。
買って満足です。