男らしくなるためにアイドルデビュー、という根本的に間違っているまさかの公式男の娘涼ちんのコミカライズ。
涼が完全に女性として描かれてるのが少々気になりますがまあそれもよし。
つうか真が格好良すぎるな。
比較的テンポがよく、ゴミばかりの二次創作の中ではかなりレベルの高い作品ではないかと。

「慣れる」が一部「馴れる」と誤字ってるのが気になった。

そういやアイマスDSやったことなかった。

・アイドルマスター Splash Red(スプラッシュレッド) for ディアリースターズ (1)：元気っ娘 日高愛ちゃん編
・アイドルマスター Innocent Blue(イノセントブルー) for ディアリースターズ (1)：元ネットアイドル 水谷絵理編
・アイドルマスター Neue Green(ノイエグリーン) forディアリースターズ (1)：女装少年 秋月涼編

ComicREXに連載中の、NDSのゲーム「アイドルマスターDS」の漫画版です。
ノイエグリーンは秋月涼編。第1巻ではゲームで言うところのEランクまで描かれています。
アイマスキャラで主に出番があるのは菊池真。女装した涼ちんの可愛さと、ボーイッシュ少女・真くんのイケメンっぷりに注目です。（この倒錯感も魅力ですね）
個人的な意見ですが、絵柄が安定していてメリハリもあり、三作の中では漫画の実力的にも一歩抜きんでてる感じです。

涼編と言えば、もう一人のアイドル・桜井夢子や、アイマスDSでは数少ないまともな大人・武田さんの存在も大きいですが、彼らの活躍は次巻以降になります。

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三作に共通して言えることですが、原作のストーリーを追いつつも適度なアレンジが加えられている、かなり丁寧なコミカライズです。
「アイマスDSって、ストーリーはよさげと聞いてるけど、ゲーム部分がつまらないみたいだし…」と尻込みしていた方、三冊まとめておすすめです。
もちろんプレイ済の方にもおすすめ。端折った部分や、より掘り下げられた点を比べてみたり、拾われた小ネタを探してみるのも楽しいですよ。

同じイベントを多視点から見る話はあまりないので、三作とも読まないと話が理解できなくなる、ということはありません。
ただ、他作品にも涼は登場し、それぞれの漫画家さんによってまた違った魅力を見せてくれます。
結局の所は全部買いましょう！ということで（笑）

単行本のおまけ要素には、幕間に挟まれるおまけコマと8Pの描き下ろし漫画「南の島でバカンス♪」（あらすじ：南の島へバカンスに来た一行。同じテントの中に三人で寝ることになってしまい、涼は気が気でない…）
それと1ページのあとがきに、カバー下に他2作の作者さんによる涼のイラストがあります。

アイマスDSに登場する日高愛、水谷絵理、秋月涼それぞれのアイドルにスポットを当てたもので
当作品は涼ちんの愛称で知られる秋月涼メインのマンガでとにかく面白かったです。
特にマンガを読ませるテンポが良くて
DSをプレイしていれば大体その内容に忠実且つ作者本人のオリジナリティも踏まえたものになっているのでそれも良かったですね。 まぁ、ゲーム版をマンガ化したらこうなる的な、ね。
涼ちん以外にもアイマスファンなら知るアイドルは出てますし
涼ちんと真の例の話もちゃんとありました。

私は以外とアイマスDSの難度に挫折し、中断してしまっているので
マンガ版がすべてDS版の内容と完全一致しているかは分かりませんが
マンガを読んでみてもう一度ゲームを頑張ってやってみようかな
と、思った位楽しませてもらいました。
ゲームはゲームでしか味わえない涼ちんの魅力、マンガはマンガでしか見られない涼ちんの姿があると思います。
そんなNeue Greenはぜひ 涼ちんファンの方にオススメしたいと思います。
もちろん男の娘好きな方にもぜひ(笑)