第280廻 マイクパフォーマンス〜
第291廻 猫は寂しい人間(ひと)になつく

真・完結編、本格的に開始!!

「おやすみ」の後をどれほど待ち望んだことか。
そしてついにその時がやってきました。

他の人も書いていましたがホロホロの謎が明らかになったり、
蓮の懐かしい技がでたりとなかなか濃い内容だと思います。

完全版は全巻そろえるとなかなかのお値段なので、
「おやすみ」の後が気になる方は２６巻＋２７巻だけでも合わせて購入することをオススメします。

２６、２７巻で真完結を迎えるシャーマンキング。
伝説の最終回「おやすみ」以降の話が今巻から描かれます。

完全版コミックスは１０００円という値段設定で手を出しにくいイメージが昔からあったのですが、シャーマンキング完全版は別モノです。
全編に渡って修正に修正を繰り返した再連載、まさにリメイク！
そしてこの物語の結末にはその価値があると思います。

これを機に完全版を集めようと考えている方へ。
ＪＣ版に含まれる内容は全て（27巻収録の読み切り「エキゾチカ」は除く）完全版にも収録されていますのでご安心を。
ただ、上記のようにセリフ回し・キャラデザなどの変更が多くありますので、ＪＣ版も売ったりしないで見比べてみると楽しいです。

この巻から、あの最終廻「おやすみ」以後の話がついに始まります。またマンキンの新しい話を読めると思うと、本当に待っていた甲斐がありました。

描き下ろしは5話入っており、ホロホロの過去や、蓮とニクロムのバトル等が描かれています。重苦しい場面が少なく、ホロホロが好いてた子が発覚したり、蓮が懐かしい技を使ったりと、ファンに優しい内容になっています。

あと原色魂図鑑では、五大精霊の解説が載っているのが嬉しいですね。地獄で五大精霊を護っていた番人(地獄の神々)の名前も明かされていますので、色々と想像できて楽しいです。欲を言えば、この地獄の神々vsガンダーラのバトルも描き下ろして欲しかった。メフィストフェレスvs愛染明王とか、アヌビスvs軍荼利明王とか、すごく読んでみたいです。

長かった完全版も、次巻で最終巻。残り3人の十祭司とゴルドバを倒し、ハオを救うというとんでもなく内容の濃い巻になりそうです。どんな結末になるのか、今から楽しみですね。今度こそちゃんとした結末を読めるよう激しく祈ります♪

一年前から展開してきた「シャーマンキング完全版」
私はこの為に既刊を全部購入してきました。
あの最終回から約4年半。待ちに待った物語が再び始動。
この巻では95ページ、以下の５エピソードが追加されている。
287廻「グッドモーニングムー大陸」
288廻「フォーリンダム子」
289廻「インビジブルジュリーン」
290廻「猫は寂しい人間になつく」
291廻「憎めニクロムさもなくばオレは倒れん」

私個人としてはホロホロの過去が明かされる288廻「フォーリンダム子」
蓮とニクロムの因縁に決着がつく291廻「憎めニクロムさもなくばオレは倒れん」
が特によかったと思う。
理由としてはそれぞれの本気の想いがぶつかり合い、
ただ先に進むためだけの戦いではなかった点である。
ここは24巻の描き下ろし２話にも通じる部分だと思う。
あのキャラの正体やニクロム戦で使った蓮のあの技など
サプライズ要素も多く大満足。

これまで殺伐とした話が続いていたのだが一旦休んだことにより
以前のシャーマンキングらしさを取り戻していたように感じる。
話も凝縮され、画もより丁寧に描きこまれているのでかなりボリュームがあった気がする。
この巻を読んだことにより最終巻への期待もさらに高まった。

シャーマンキングを昔読んでいたという方にはこの巻からでも良いのでぜひ読んでいただきたい。