ちょっぴり怖かったり、不思議だったり、面白かったり、感動したり…
色々な要素の入ったゲームだなぁと感じました。

以下、色々まとめてみました。
割と長所…？
・展開がダレにくい
・驚きの連続、つい進めたくなる
・選択肢のゲームなので手が疲れず忙しい人でもやりやすい
・写真が実写なので世界に入り込みやすい
・持ち歩きできるのでちょこっとずつ出来るのが最高
・近野成美さん（ヒロイン）が清楚な感じで可愛いかった。
・今までとちょっと違った感覚で進むあの感じは、やってみないと爽快感を味わえないかなと。

短所…かもしれない点
・わかりづらい分岐が一部あり
・一度やったら触らなくなる
・ボリュームが足りないかも…。（1週間ほどでクリアしました）
・寄り道しながら進むため、最初の頃はキャラがごっちゃになった。

などなどありますが、うわさには聞いていましたが超！超！！面白かったです。
ゲーム苦手な子にもいいかなぁっと。

PSPを持て余していたのでこちらのレビュー情報だけで何となく買ったのですが
初めて聖地巡り的な行為をしてみたいと思えるくらいハマってしまいました。
読み進めるごとに感情移入してしまう登場人物達と盛り上がるストーリー
サウンドノベル初心者にも優しいプレイ中のガイド
完全クリアに行き着くまでの絶妙な難易度
評判通りの快適なシステム周り、ほぼ無いロード時間
最高でした…。
家族もプレイするのでセーブファイルが３つあるのも助かりました。
後々PS3を買う機会があれば、PS3版も買ってしまいそうです。
かまいたちの夜２が怖すぎてサウンドノベルに対して及び腰になってましたが、
この作品なら男女問わず万人におすすめ出来ます。

電車で移動の際にこつこつやってました。
ＰＳＰの利点と上手い事リンクしているのではないでしょうか。
そんなにあせる必要も無いですし。
音楽も良かったです。
ただ、ＢＡＤＥＮＤのシュールさみたいなのは、わかるんですが、じゃあ全部ＢＡＤＥＮＤをみてやろうと思わせるような感じがもう少しあれば、より楽しめるのかなと思いました。

サウンドノベルは、弟切草、かまいたちの夜が好きで街がどうも苦手でした。だから４２８は様子見で
ここの評価を見たら意外に高く買ってみようと思いました。初めのオープニングの音楽が印象的で
面白そうかな？と。そして、やっていくうちに猫の着ぐるみのタマの正体が気になり・・・（笑）
いつしかハマってました。ドラマが好きで、小説が好きな人にはいいと思いますよ。
途中でタマの正体は気づきましたが、終盤の盛り上がりは半端ないです。

荒唐無稽なシナリオは「街」でも同じだが、「テロリスト」を主軸に置かれてしまうと・・・
ハリウッド映画の２番煎じという印象が強くなってしまう。
バイオテロも。

街の「七曜会」のほうがよほど、不気味で「世にも奇妙な物語」に通じる
和風テイストな物語を感じさせてくれた。

そして何より最悪なのが、話の先が読めてしまうことだ。
ラストを意外だと思ってしまう人が多いことにビックリだ。
こんなどこかで見たようなネタをいまさら見せられるとは思わなかった。

主人公の行動にもいちいち共感できない。
街のようにバラバラなストーリーが展開していき、
たまにどこかでぶつかりあうというのを期待していたので
一本のメインシナリオでほぼ話が進んでしまったことにガッカリだ。

亜智→KOK
タマ→ひたすらタマ状態
加納→刑事物語
御法川→出版社再生物語
大川→バイオテロ

それぞれの個性にもっと特化したシナリオを魅せて欲しかった。
タマが着ぐるみ着たままひたすら自分の記憶を探して街を彷徨うとか・・・

まあ私が感じた評価と、世間の評価の違いにびっくりしてしまったんで
レビューしました。