いやぁ〜さすがＨＤ画質と言ったところでしょうか！ほんとすごい映像がクリアです。冗談抜きで初視聴のときは感動しました。
まさかパトレイバーがＢＤ化されるとは思っていませんでしたから、発売情報を聞いたときには嬉しさのあまりすぐにポチってしまいましたが、後悔はしていません。ホントいい買い物ができました。
ファンとしてぜひ所有しておきたい一品ですねコレはほんとに。

画質はブルーレイ版「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」同様に古い作品に有りがちなスクラッチやダストノイズ及びフィルムグレイン等の粗を感じさせないクリアな画質(MPEG-4 AVC)になっており、ブルーレイの存在意義を見出せる内容になっています。

音質はリニアPCM2.0chなんですが、新たなサウンドミックスにより低音に厚みが出ており、ホームシアターを所持している方にも納得なサウンドデザインになっている様です。

正直、5.1chでのサウンドも聴いてみたかったですが、マニアック過ぎる要求は無粋ですね。

ディスクは3枚に分かれて各8話収録。

利便性的に考えるとブルーレイだったら1枚にもう少し詰め込んでディスク枚数を減らしても良さそうな感じですが、2層50GBをフル活用した収録をしている様なので、一定のクオリティーを保つにはこれが限度なんでしょう。

あと、ブルーレイ版「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」同様、ブックレットが付いているのですが、今回の商品化の際に新たに書き起こされたエッセイやコラムは新鮮な内容となっています。(特にNEW OVAの幻のエンディングの話は大変興味深かったです)

機動警察パトレイバー とはレイバー（汎用人間型作業機械）が大好きな新米婦警、泉野明巡査の成長物語。
埋立地に、第一小隊（エリート）、第二小隊（彼女が配属された落ちこぼれ隊）、整備班（危ない野郎ども）がいて、コンビニまで片道30分位かかる為、海釣りとトマト栽培による食の確保を強いられ、暇な時には草刈りに駆られながらもパトレイバーの操縦訓練に励む日々。
第二小隊の仲間も個性的で警察官とは思えない倫理観を持ち合わせ、始末書は日誌の付録である。
だが、いざ事件が発生すると頭のキレがハンパない中年隊長のもと、正義感に知恵と勇気で事件に立ち向かう様は、爽快感と緊張感を持ち合わせていて思わず魅入ってしまう。敵となるレイバーがたまに軍用だったりするからさぁ大変。とまあ、こんな感じですがコメディー、青春、特撮パロディー、修学旅行での枕投げみたいなノリの明るさに、仕事の厳しさ、命の危険、責任感等のシリアスさを少しカビくさい昭和の雰囲気や人情で優しく包んでくれている、そんな作品。グロテスクなシーンも無く、人も死なないし、色気等もないので、誰でも安心して観れる事がポイントです。
とりあえず第三話まで観て貰うと作風がわかると思います。もし、ハマったら周りに教えましょう。
説明にかなり困るでしょうけど・・・。（＾＾；）