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風の谷のナウシカ スタジオジブリ絵コンテ全集〈1〉

価格: ¥2,730
カテゴリ: 単行本
ブランド: 徳間書店
Amazon.co.jpで確認
   日本のアニメーション界において、数々の話題作、ヒット作を生み出してきたスタジオジブリ。そのジブリがこれまで手がけてきた劇場用アニメーション映画の絵コンテを完全収録した全集を刊行した。

   絵コンテとは、いわば映画の設計図。シナリオを絵によってコマ割りし、より具体化した完成予想図でもある。制作の分業化が著しいこの分野には不可欠なもので、監督や演出家が抱いている作品のイメージを的確にスタッフに伝える役目も果たしている。

   全集の第1巻となるのは、宮崎駿の名を一躍広めた『風の谷のナウシカ』(1984年公開)。原作者でもある彼によって、絵コンテは書かれた。まるでもうひとつのマンガ原作を読んでいる感じだ。ラフな筆致が、より生々しさと勢いを与えている。

   絵コンテはまた、アニメーション作家を目指す人たちの格好の実用指南書でもある。コマの割り方や、人物の動かし方はもちろんのこと、コンテのあちらこちらに見られる担当者への細かい説明と指示。それらを読んでいくと、アニメーション作家は、決して絵だけうまく描ければ済むのではないことに気づく。絵以上に、言葉を駆使しているのだ。その積み重ねが、映画『風の谷のナウシカ』を形作っているといっていいだろう。月報にある、おかだみえこ(アニメーション研究家)による、ナウシカ作品論も必読。簡潔にして要領を得ている。とくに原作誕生前夜のくだりは貴重である。

   映画を見てから絵コンテを読むもよし、その逆もよし。宮崎の「かゆいところに手が届く」ようなテクニックのちりばめられた設計図に、新鮮味を感じるはずである。(文月 達)

製作者側の視点から推奨 ★★★★★

「風の谷のナウシカ」の絵コンテについては、
確か当初は徳間書店の文庫、
上下二巻で出版されていたはずだ。
その頃はまだ絵コンテが発売される習慣は無く
もの珍しくて購入したものだった。

アニメーションをいったいどうやって造っているのか、
まったく知らなかった私にとり、最初本書は大変読み辛かった。
しかし何度か読み返し、パラパラとながめているうちに、
これが単なるコマ割りではなく、
映画そのものであることに気が付いた。

実写映画と違って、アニメーションの場合、
実際の風景や人物が存在していないだけに
設定に占める演出家・監督の関与の度合いが桁違いに高い。
例えばキャラクターであれば性格・演技の全てを
絵コンテが指示しているようなものなのだ。

だから少しでも観客側からではなく、
製作者側の視点でモノを観たいという人、
クリエイティブなことに自分が携わりたい人は
映画を漫然と観るだけではなく、
絵コンテを読み込んで欲しいと思うわけだ。
それには極めて質の高い宮崎駿の絵コンテは
テキストとして最適であろう。
流石! ★★★★★
王道といった感じですが、それまでには、どのような技法が使われているか詳細にわかります。やはり、見せ方を知っているからこそ、売れるわけで、読んでみると勉強になります。アニメーションに興味があるかたは、どうぞ。
少し高い・・・ ★★★★★
言うまでもなくよかったです。演出は難しいですね~。いろいろ参考になります。問題は価格・・・。でも良い所は有ります。まず大きいので見やすい。実際の映画との変更点が書いてある。文庫本と同じく宮崎駿監督による「アニメーション画像処理について」が収録されており、さらにそれと別に用語解説もついている、などです。あと、おがたえみこさんの作品論は良いです。価格の点で星4つ・・・と思いましたが5つ星!!