士郎正宗っぽさと言うか、イラストに躍動感が非常にあって楽しめます。
最初に観る時はモデルになっている草子を当てながらページを進めるとさらに楽しめるかも知れません（知らない草子はどうしようもありませんでしたが。苦笑）

画集としては値段も手頃ですし、内容には士郎氏のストーリー解説もあり、読み応えも十分です。

綺麗だし、大きな版だから見ごたえもある。
ただね・・・

今の時代に紙もいいけど、電子データでの発行もお願いしたかったね。
多少高価でもいいので、同梱するとかさ・・・

内容は攻殻機動隊などのメジャーなものはないものの、最後まで一気に見てしまう勢いは見事！

浦島太郎や桃太郎などの昔話を題材に描いた画集。士郎正宗の画に飢えているファンとしてはうれしかった。

彼が書く女性の肢体も好きなんだけど、メカニックも好き。最近そっちの画をあまり見ないなぁ。
それに漫画も描いていないし...
欲求不満だが、この画集で多少解消したかも。

御伽噺を題材に、肉感的なおねえさん、妖艶なおねえさん、
化け物や、どこかひょうきんな動物などで溢れかえっている。

人物の描写は言うに及ばず、身につけている小物、背景にエフェクト処理など、
微に入り細に入り手が込んでいて、士郎正宗ワールド全開の仕上がり。
例によって、添え書きも多く、ボリュームたっぷり味わえるものです。
（写真との合成やＣＧのぬるぬるした質感と
　女性キャラがマッチしているとは言い難い部分もあり、好みの分かれるところ）

大判であることから見易く、紙質も良好。
とてもよい仕上がりになっていると思います。