赤き月の廻るころ 文庫 1-10巻セット (角川ビーンズ文庫)
価格: ¥5,325
架空の国、ロクソンの隣国、ブロウでの不穏な動きを知り、ロクソン王はスパイを送ることを決意する。白羽の羽が立ったのは、妾腹で不思議な力を持つ第二王女、レウリアだった。南の隣国ツァーリアの公爵令嬢付きの侍女としてブロウに潜入し、調査を進めるレウリアは、城内に蔓延する病に苦しむ人々を放っておけず、密かに奔走する。だがそれを、ブロウの第二王子、ジェラールに怪しまれ、正体がばれてしまう。ブロウはロクソンに、レウリアとジェラールの結婚かレウリアの処刑かという、究極の選択を突きつけてきて――。