楽しくわかりやすく棒銀の手筋が解説されています。本書内にも記述のあるとおり、あくまでも初心者向けの本ですが、初心者(私も)が読みこなせば必ず勝率アップにつながるかとおもいます。

それぞれの戦法では「相手がちゃんと受けなかった場合」「相手がちゃんと受けてきた場合」のケースをそれぞれ説明していて、かつそれぞれの中でも細かい変化の解説を入れています。また、各戦法の説明のあとに練習問題があって理解を確認できるようになっているのも便利です。

ただ、紙面の都合か、初心者向けにシンプルにしようとしたためか、やはり変化が少ないかなぁと思います。まあさらなる手筋や定跡は別の本でも補えると思いますが、この本は構成、レイアウト、説明いずれもわかりやすく書かれているので、さらに変化を説明したステップアップ版があればもっとうれしいです。

帯に「有段者の方は、読まないでください。」と本当に書いてあります。
私は初心者なので（ヤフー将棋でランク調べたら1150でした）、残念ながら読む資格がありますが...
小学生の頃に好んで使った「筋違い角戦法」+「棒銀戦法」が載っていて凄く嬉しいです。
単純なんですが、当時は破壊的な強さ（だったと思います）でした。
変化が無ければの話ですが、一気に寄せ切る処まで解説してくれているので終盤の勉強にもなります。
今度、宿敵のPS2ソフトに使ってみようと思います。
（→試しに使ってみましたが、角が捌けずに敗勢...　もっと勉強しないと）

対振飛車の棒銀はよく見かけますが、「端棒銀」は初めて見ました。
じっくり勉強してみます。

駒の動かし方を覚えた事は、あくまで将棋のルールの初歩を覚えたに過ぎず、こういう定跡を学んで初めてルールの全貌を繰り広げられるようになり、自由感・将棋の面白さを自分なりのものにしていけるんだなぁって思いました。驚くほど分かりやすい解説で面白く、あらゆる局面にも対応できる棒銀が深く身に付きます。将棋を楽しみたい、棋力を磨きたい人はまずこの本を手にとって、ただ読むだけでなく盤に駒を並べてみてください。

だいたい2級くらいの棒銀の実力をつけたい方には非常に読みやすい本になっている。筋違い角棒銀、振り飛車穴熊などなどいろいろはいっている。すごく読みやすいつくりなので級位者はぜひ必読を