アークザラッドシリーズ第四作。
ワンダースワンでのみ発売された作品。
２、３のキャラクターの中から人気の高いキャラクターが選ばれて作られた、いわば後日談。

世界崩壊、そしてアレク達により闇の支配者が再び封印された後、ハンター・エルクは未来からやってきた記憶喪失の少女フィニアを助ける。
フィニアは以前、大災害の際に勇者アークとともに死んだ神官ククルに瓜二つだったー・・

というわけで、以前七勇者を追いつめた機神グロルガルデにより滅ぼされる未来を変えるべく、エルクの冒険が始まる訳です。

後日談なので、ファンにとってはアーク等の復活（一瞬だけど）やリーザとエルクの関係は進展したのかなど、いろいろと興味深い内容ではないかと思われる。しかし、アークのそっくりさん登場や、機神対決（ヂークベック登場）を期待している人にはお勧めできない。

さらに言えば、アークザラッドで遊んだ事の無い人には全くわからない事項ばかりで面白くないのではないだろうか。シナリオもターミネーターの二番煎じだし。というわけで星三つ。

しかもシステムは１、２、３の延長にすぎず、新しさがまるで感じられない。
音質も最悪、画面も荒い、おまけに携帯ゲーム機だから目に悪い。
というわけで、ゲームとしては文句なしの星１つ。

2と3を合わせた感じです。
そりゃ当然なのですが。
肝なのが発売期間とアークザラッド本編との年代のリンクが相互し合っていて、ある程度共感が持てるところでしょう。
携帯ゲームゆえ、容量の都合上遊びの範囲が狭められているのは、致し方ないのかもしれません。

アークファンにとっては、たまらない作品になるんじゃないでしょうか。ＷＳＣであり携帯ゲームなので好きな時に好きなだけ遊べます。じっくりやりたい方には、うってつけの作品です。