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未来日記パラドックス (角川コミックス・エース 129-16)

価格: ¥588
カテゴリ: コミック
ブランド: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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後味の良い話 ★★★★★
本作品は未来日記の外伝なので未来日記を知らない方は購入を避けた方が良いかもしれません。
(未来日記を知っているという前提で書かせてもらいます。)
大まかな内容は天野雪輝が行動を起こす予定の行動を、因果律の乱れを修復する間に秋瀬或が代わりに行動していくというパラレルワールドに近いものです。
この外伝ではない既刊の本編で起きた9th雨流みねねの学校占拠の話、6th春日野椿の御目方教の話があり、最後は本編に関わる大きな伏線があります。
御目方教の話では6thの他に5th、7th、8thも絡んでいます。
既刊の本編では天野雪輝の敵はバッドエンドとなっていますが、秋瀬或ルートとなったこの外伝では概ねハッピーエンドとなっており、全体的になかなか後味の良い作品になっていて好感が持てます。
秋瀬或が仮の行動を起こすというこの設定でしか出来ない話なのですが、「あぁこういう進展もアリだったんだな」と思うと本編のバッドエンドさが悲しくも感じます。
未来日記本編では敵を倒さないと話がエンディングを迎えないので仕方ないことであり、それが醍醐味でもあるんですけどね。
これは余談ですが、6th春日野椿が本作品でデレます。
パラレルワールド。ifの世界 ★★★★★
この漫画は、本編のスピンオフ。しかもパラレルワールドを描いた作品です。
もちろんパラレルワールドの話なので、本編では救われなかった人達やちょい役のキャラクターも
秋瀬によって、救われたりします。

本編はある意味では、人間の業と悲しさを描いているばかりに、
救いというものがあまり描かれませんでしたが、この漫画では、ほとんどの登場人物が救われている。
そこだけでも読む価値があったと思います。

また本編に対する引きもつよいです。特に、ムルムルや2ndに関する謎が提示されるあたり
やはり本編を読まざるを得ないと思いました。
原作ファン限定ではありますが、オススメしたい漫画です
脇役たちの活躍 ★★★★☆
未来日記の外伝です。前回の雨流みねねに続き、今回は秋瀬或です。
今巻は本編のパラレルワールドです。本編ではすでにゲーム脱落した3rd、4th、5th、6th、7th、12thが出て活躍します。雪輝と由乃はほとんど出てきません。

特に秋瀬或と6th、春日野椿が好きな人におすすめです。本編では不遇な巫女として最後までかわいそうなまま死んでいった6thですが、彼女の境遇、過去をさらに深く掘り下げています。私は6thに深く同情していましたが、今回彼女が秋瀬或によって幸せをつかんだようなのでよかったです。

パラレルワールドですが、最後の最後で物語の核心に届きそうな展開になりました。しかしあとちょっとのところで、終わってしまいました。

本編の物語さえ読めればいいという人は、今巻は読む必要はないです。6thはじめ、本編では出番の少ない脇役の気持ちも知りたい、『未来日記』をとことん堪能したいという人におすすめです。
肝心な秘密が謎のまま終わったので星4つ。本編に期待です。

※若干、BLな描写があるので耐性ない人はご注意を
未来日記のスピンオフ。探偵少年、秋瀬或を主人公としたIfストーリー。 ★★★★☆
えすのさかえ最大のヒット作となった「未来日記」。本編進行中にスピンオフがでるのは珍しいが、それだけ人気があるということでしょう。女テロリストみねねが主人公のスピンオフに続き、今回はスマートな探偵少年、秋瀬或が主人公。正義の味方らしく、いままで不幸な死を遂げた登場人物を因果律を無視して、助けまくります。未来日記にしてはHappy Endで、スプラッターもなく平和な作品でした。脇役も魅力のある未来日記ならではのシリーズ。本作のファンなら買いでしょう。