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闘うバレエ―素顔のスターとカンパニーの物語 (文春文庫)

価格: ¥750
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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日本バレエの情熱大陸 ★★★★★
著者は凄腕の興行師。海外の有名振付家の新作も続々発表している国際的に評価のある東京バレエ団も、世界的ダンサーが一堂に会する恒例の日本バレエフェスティバルも、彼なしにはなかった。つまり、日本のみならず世界のバレエにずいぶん貢献してきた、ということにおどろかされた。
お教室の発表会感覚が抜けない日本のバレエ界からは距離を置いて、舞台芸術の最善をめざして信念を貫く姿は、「わたしの履歴書」的に多少は割り引いて読んだほうがいい部分もあるかもしれないが、そのおもしろさはまさに「情熱大陸」的。歯に衣着せぬ正直な筆致でぐいぐい読ませます。バレリーナの素顔という部分はそれぞれをよく知るファンにはもの足りないでしょうけれど(とはいえ、ジョルジュ・ドンの晩年の姿などは胸に迫ってくるものが・・・)、バランシンやベジャールといった振付家とのやりとり、作品成立の舞台裏を読むと、ちょっと敬遠してきた現代舞踊作品もあらためてみてみたくなります。
会場で拝見するササチューさんをますます好きになりました! ★★★★★
私がバレエを見に行って感動したとき、興奮するササチューさんを見て好感を持っていましたが、本を読んでますます好きになりました!
私と同じようにバレエを観るのが大好きなファンの方、一度読んでください。
はっきりした物言いにぎょっとすることもあるけど、正直で舞台を心底楽しみ、感動するササチューさん。感動を沢山ありがとうございます。
これは掘り出し物です ★★★★★
佐々木氏が海外では「日本のディアギレフ」と呼ばれているとか以前読んだ記憶があります。日本のバレエ界の「大物」です。「世界バレエフェスティバル」を開催し、シルヴィ・ギエムを日本に招聘し続ける方ですね。大物アーティストの後ろには大物興行師がいる、と。
バレエ好きの方にはもちろん「買い」ですが、舞台興行の世界も垣間見せてもらえる大変に興味深い一冊です。
伝説のダンサーや振付家とのこぼれ話が続々登場して飽きません。個人的にはバランシンについての話を大変興味深く読みましたが、ベジャールとも懇意の方らしく(日本ではベジャール人気の方が上ですね)、ベジャールやジョルグ・ドンとの数々の逸話も素晴らしい。晩年のジョルグ・ドンとの食事の様子など、あっさりと書かれているのに万感の思いを感じます。
全編通じて佐々木氏のズバリとした物言いが何か大変に健全な感じで、気持ちが良い。体育会系というか。亡命後のバリシニコフが演出した『ドン・キホーテ』に難色を示して(私も紙吹雪が舞うフィナーレなど嫌だったな)、「そもそも僕は亡命が嫌いだ」と断言する様子など、お、男らしい、なんて。「ベジャールが三島由紀夫に心酔する理由が分からない」とズバリと言うし。佐々木氏は舞台の仕事を通じて三島と直に接した経験をお持ちなんですね。三島体験を語る率直な口ぶりが素晴らしい。平たく言うと、「ヘンな人」「理解出来ない」と(笑)。
佐々木氏は、自分は英語も下手なのに何故こうも外国のアーティストたちと繋がりを持てたのか、と不思議がってらっしゃいますが、まぁこういう方を本当の「国際人」と言うのでしょう。要するに、国際人とは絵に描いたモチの抽象体ではなく、国際的な「仕事」を立派にこなす人である、という訳で、高校生あたりに読ませても良い本だな、などと思いました。
是非、1度読んでみて下さい! ★★★★★
舞台芸術の表と裏がとてもよく分かる一冊。
世界を代表するバレエダンサー達から信頼され又、今まであった日本のバレエ団の在り方に問題を提起しながら、舞台芸術という物に情熱を注ぐ著者の想いが伝わってくる本です。
 バレエを好きな方にも又、観に行った事の無い方にも読後に何か・・を
残してくれる本です。是非、一度読んでみて下さい。