和漢の文献に載っている妖怪、芸能や文学に登場する妖怪、民間に伝えられる妖怪、或いはオリジナルの妖怪など、数多くの妖怪画を書いた鳥山石燕の『画図百鬼夜行』シリーズを全集したもの。石燕の描いた妖怪達は水木しげるや京極夏彦の作品によって現代にも紹介され、そのユニークな造形は多くの人が知るものである。
本書は各種妖怪の解説がないシンプルなつくりではあるが、その手軽さが却って魅力だと思う。

水木しげるなども参考にしたという妖怪・お化け画の元祖ともいうべき鳥山石燕の画集が何と文庫に！　眺めるだけでも楽しく、そのイマジネーションに驚かされる一冊。

京極堂シリーズでお馴染みの鳥山石燕の妖怪図。「塗り仏の宴」で見た「塗り仏」の姿に釘付けになり、しばし見とれてました。作中でいつも中禅寺がおもむろに開くこの画集が見たくてたまらなかった・・・。
まさか文庫化されるとは夢にも思わなかったので幸せです。

巨匠、鳥山石燕の書いた妖怪の数々を収録した至極の一冊。

石燕が描いた妖怪たちには怖さはあまりなくて表情にどこか愛嬌があってかわいらしい。時間があるときにゆっくりとページを眺めるのが最高です。「ゲゲゲの鬼太郎」や「京極堂シリーズ」でおなじみの妖怪も載っているので親しみが沸くと思います。奇跡の文庫化です。この画集が７００円で買えるなんて、ああ、お買い得。

江戸時代の浮世絵師作の妖怪図鑑です。
現在に通ずる妖怪の容姿は、この図集から始まったと言っても過言ではありません。
この図集が後世の絵師達に多大な影響を与えました。
妖怪絵師達にとってバイブルのような図集です。

石燕の画図百鬼夜行が文庫になりましたぞ！！味のある素晴らしい妖怪画の数々に圧倒。妖怪ファン必携です。旅・レジャーのお供にもどうぞ（笑）

妖怪画の基本！
すばらしい想像力ですよ！

かまいたち、火車、姑獲鳥、ぬらりひょん、狂骨…現代の小説や漫画でおなじみの妖怪たち。その姿形をひたすら描いた江戸の絵師がいた。あふれる想像力と類いまれなる画力で、さまざまな妖怪の姿を伝えた鳥山石燕の妖怪画集全点を、コンパクトな文庫一冊に収録。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆京極堂押さえたのならこちらもやはり押さえておくべき。

発売中。画集。「火車」、「姑獲鳥」、「狂骨」など、京極夏彦さんの『京極堂』シリーズや『巷説百物語』シリーズを読んでいる人なら見たことのある画図だと思います。本書を眺めながら、京極夏彦さんのこれからの作品に出てくる妖怪を予想するのも面白いかもしれませんね。