リミッターを取っ払った鬼プログラミングで、
ゲームボーイの小さなモニター内を
グリグリでゴリゴリのデカキャラが大暴れ。

今作をプレイして
初めてGBAが32ビット機であるということが実感できた。

スプライトの表示で言えば、
膨張抜きにセガサターンやPS1と同等なのではないかと…。
それでいて同ハードでリリースされた
『アトム』や『ガーディアンヒーローズ』といった
他のトレジャー作品で見られるような処理の重さは
ほとんど見受けられない。

全体の作りとしてリメイクの域を脱していない点は
確かに惜しいが、
今作の圧倒的なグラフィックを前にしては、
“焼き直し”さえ肯定できてしまう。

DSのGBA用カートリッジスロットが
役不足に思えるのなら、迷わずこいつをブチ込めばいい。

プレイヤーキャラとの一体感を得られる
アクションゲームは・・・
つまり、パッドを握った人間が画面の中の
ドット絵に対して、頭の中で
「この方向にこの距離だけこう動いてもらいたい」
「その次にここでこうしてもらいたい」
と思ったことを寸分の狂い無く表現してくれる、
本当に自分が自分の分身としてキャラクタを
操っているという【快感】を得られるアクション
ゲームってのは、そう多くない。

確かに前作と比べたら投げ技がなくて寂しいなーとか
ただの焼き直しだなーと思ってしまう時もあるし、
セガステージの企画を通した奴は何考えてやがるんだ！
とも勿論思ってるけど、
もう、本当に遊んでいて楽しいです！！買って良かった！！

メガドライブ版のガンスターヒーローズが大好きだったので購入してみましたが
ステージ構成、中ボス、ボスともメガドライブ版とほとんど同じなので新鮮味に欠けます。
また武装の組み合わせや投げが出来ないのも物足りないです。
中でも一番気に入らないのが「セガステージ」です。はっきり言ってこのステージは完成度
が著しく低くくせっかくテンポの良い純粋なアクションを台無しにしています。
トレジャー開発陣はきっとこのセガステージは入れたくなかったでしょうね・・・・
とにかくこの蛇足がなかったら名作になれたはずなのに残念でなりません。

キャラクターやステージなど前作を踏襲した作りになってますが、各ステージにしっかり特徴がありクリアまで毎回驚かされるステージばかりで飽きませんでした。
三種類の銃と体術を使い分け、たどり着いたボスのデカさと動きの滑らかさは必見！ボスも諦めずに、こうすれば倒せるのではないかと試行錯誤を繰り返せば苦戦したボスもノーダメージでけちょんけちょんにできるのが快感。セーブ機能でボス戦だけ何度もできるのも嬉しい。
何よりＧＢＡでこんなに激しい演出と多彩なアクションができるゲームはないです！

つまり遊びやすく、先が見たいと思わせる内容を持っていて、これは前作からうまく継承されていると同時にさらに遊びやすくなっています。

また当初「こんなボス、倒せん」と思っていたのが、コツをつかむと意外にあっさりクリアできてしまう、その喜び、爽快感がこのゲームにはあります。

最後に私の希望としてはアイテムは接触だけでも取れてもいいのでは？と思いました。