路線は伊予鉄道や江ノ島電鉄、京福電気鉄道、函館市交通局と、4線すべてが路面電車。一般自動車との混在走行の場面もあるため、交通の変化や突然のアクシデントなど、その場の状況に対して臨機応変な判断と対応を求められる。操作面では、空気式ブレーキのアナログ操作感覚で停車する楽しさ、難しさを体感できるのがポイント。
旅情編コントローラの操作により、空気式ブレーキ、ドアスイッチ、アナウンスボタンをはじめとする路面電車ならではの操作感を楽しめる。ブレーキレバーのグリップ部分は木製で、着脱が可能である。ドアの開閉スイッチ、アナウンスボタンを直接操作すれば、運転士気分は満点だ。
江ノ電では、駅到着前にもアナウンスを流さなければならないなど、路線によって操作手順は異なってくる点にもリアリティを感じられる。各路線の「沿線観光名所案内」では、ゲーム中の各電鉄会社イメージキャラクターが私服姿となり、地元の言葉で気軽に観光地めぐりにつきあってくれる。路面電車の良さをどこまでも追求できるのが魅力だ。(江口 鍋)