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ラストタンゴ・イン・パリ オリジナル無修正版 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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作品紹介を変えた方がよいと思う ★★★★★
ビル・アケム橋の映像が見たくて見た映画だったが、いい意味で予想を裏切られた。
名前も素性も一切知らない男との情事を繰り返すうちに、どんどん自分の意思をもった現代風の女に変わっていくヒロイン。
観客に素性が明かされるにつれ、くたびれた中年男にしか見えなくなっていくマーロン・ブランドはそれとは対照的で。
人間関係も二人のパワー・バランスが変わっていく様子も自然で、オチも納得。
ラストでヒロインが繰り返すセリフが象徴的。

作品紹介には、”2人はその後もアパートの空き部屋で会い続け、互いの肉体におぼれていくが……。”とある。
実際に見てみて、これを見て興味をもった人はがっかりするし、これを見て見ないと決めた人は、もったいないと思う。
正直、私もこのあらすじを読んで、見る価値はないと判断していた。
性描写が物議をかもし、上映禁止になった国あり、主演の二人はリアル生活でとんでもない目にあったと言うことだが、1970年代と現在では性に対する価値観が大きく変わったこともあるかもしれないが、それほど過激には感じない。むしろそこに意味がある点でポルノグラフィでは絶対にない。
性描写についていうならば、今の日本の少女漫画の方がよっぽど過激かも……と思うほどだ。

個人的には、自殺した妻の人物像が、周囲の人々の語りのみによって浮き彫りにされる辺り、夫であるマーロン・ブランドと妻の愛人が語らうシーンなどが非常にツボにはまった。
パリの風景も美しい。
また、セリフがフランス語だったり英語だったりするところも、何か意味を込めているのかと興味をそそられた。マーロン・ブランド演じる男は、アメリカ人の設定。

何度も見たいと思える作品。
マーロン・ブランドの精神を病ませたほどの世界。 ★★★★☆
マーロン・ブランドは、彼のドキュメンタリー映画の中で話していました。
「こういう映画には、もう出たくない。しばらく映画の世界から抜け切れずに精神的にまいったよ。」
彼にこう言わせたほどの、世界とは・・・?
確かに観た後の、不思議な感覚。「エロス」「官能」とは違う、全く別の次元の違う何かを感じます。壺で隠された情景を、「想像させる」ことで、見る者の本能を刺激します。
ベルトルッチの独特の世界です。そういえば、「ラストエンペラー」の皇帝の寝室のシーンは、絹のシーツの下を想像させることで、幻想的で美しかったですね。
公開当時の物議はよく覚えていますが、この作品でもマーロンはオスカーにノミネートされました。
この映画の中の「セックス」は、ただの無機質なものであり、「愛」もない、「会話」もない、主役の男女は名前も何も一切お互いに知らない関係にあります。その関係が、本能のままの二人の行為を際立たせている。
ブランド演じる男は、ただただ「悲しい」のです。生きる悲しみ、むなしさを穴埋めしたいがごとく女との関係を続けていく。悲しみを埋めたいために。女のマリア・シュナイダーが、下手に演技力がないのが、かえっていいです。
ラストシーンは中年男と若い女との温度差がかなり、リアルでした。
「芸術かポルノか」論争が当時起きた映画。カトリックで禁じられている行為が描かれているのが、またスキャンダルのもと。マーロンは、当時私生活でも最悪の時期だったそうですが。
この映画、現在の基準では、完全に「芸術」扱いですね。
むしろ現在撮影されている映画の方が「芸術」に値しないものも多いでしょうね。


今となっては懐かしい「芸術かポルノか!」 ★★★★☆
公開当時はそんな宣伝文句がメディアをにぎわしました。
大事そうに画面中央に置かれた壷や、時としてトリミングに
よって解像度が変わる画面が懐かしいです。
あの壷の向こうあるものを、夢想しました。
時はめぐり無修正版の登場です。壷の向こうはポルノでは無く
芸術でした。欧州で物議をかもしたのも、映像ではなくストーリー
であったことを後日知ります。どっちにしろ懐かしい話です。
ベルトルッチ最高! ★★★★★
いーですよね、ベルトルッチ!もー全部大好き!愛するマリアを世に出してくれたし、使う女優がみーんな凄い!ドミニクサンダですよ、暗殺の森。リブタイラーもエロくて◎。表現どーこーじゃなくて彼の写真は全て色気がある!映画も音楽も色気なきゃダメ!また凄いの撮ってくれないかなぁ〜
色褪せていない・・・ ★★★★★
現代のファッションが70年代の焼き直しだけでなく(2008年時点。恐らくその頃の最先端ファッションに身を包みながらも)、マリア演じるあどけなさが残る少女と、悲哀感たっぷりの中年男性の不実な戯れの結末は、現代の出会い系などで起きそうなニュースネタになってもおかしくないであろうものだからだと思います。それを音楽と映像で最大限に昇華・美化させることができ、上映当初は色々と論議をかわしたとのことですが、今となっては普遍化したとも思えるテーマであるこの作品を、弱冠30歳で映像化したベルトルッチは、すごいと言うべきなのでしょう。