ジャンプ読者の高校生男子です。
ネウロの連載がスタートした当時、自分はこの作品にはっきり嫌悪を抱いていました。
絵の毒々しさに慣れないのもありますが、最大の理由は「犯人の豹変」です。
これは当時、まったく理解出来ませんでした。 ネウロの魔力に感化されたのか?とか色々考えましたがどうにも違うみたいで
犯人が化け物に変身するのが普通の世界観なのか?そんな漫画ってあり?
ひたすら謎で理解出来ませんでした。

漫画を全て読破してみれば分かりますが、これこそが筆者の主張の肝なんだと思います。
人の弱さとか目を背けたくなる浅ましさとか。

この漫画の魅力はキャラクターの個性の強さです。
これだけは他の漫画より明らかに飛び抜けてます。

少しグロくてダークな表現もあるので、そういうのに耐性のある人にオススメします。
異端な才能が溢れた作品です。

ちなみに僕が一番好きなシーンは操られた人々が自転車でドギュッて走り始めるシーン(分かる?) これでハート奪われた こういうシーンをかける漫画は無い

この作品を読むまで、私には一番面白いと言える漫画がありませんでした。
なのでこの作品を読んだことによって自分にとって「最高の漫画」と思える作品に出会えました。

いままでに誰でも知っているような漫画はほとんど読み(読んだことがないのはこち亀ぐらい)、評価の高い作品もいろいろ読みましたが、その中で一番面白いと思ったのがこの漫画。

完成度が非常に高い作品であり、特に素晴らしいと思うのが全巻通してのバランス。
途中からバトル漫画になったにも関わらず全く面白さが落ちたように感じなかったし、最初から最後まで一定の面白さを保った上で、盛り上げる所は盛り上げるといったストーリーバランスは群を抜いて素晴らしい。
またキャラも非常に良い。
正直この作者はあまり絵がうまくないですし、キャラのデザインも良いとは思えません。が、独特なキャラが多いです。
美形の格好いいキャラとかは、ほとんどいませんが、外見ではなく中身が魅力的なキャラが多いのもこの作品の良さでしょう。
ギャグもかなり面白く、これと同じくらい笑えた漫画はあまりないです。

この巻で最終回を迎えたわけですが、最後の終わり方も本当に良かったです。あのラストだっからこそ、私の中でこの漫画が最高と言える作品になりました。
綺麗に終わり尚且つネウロらしい終わり方でした。

絵で好き嫌いが分かれそうですが大変良い作品なので多くの人に読んで欲しいです。

こんなに心を揺さぶられた漫画は久々です!

特に事務所でネウロに対してヤコが紡いだ言葉は今でも胸に刻まれています。

私自身、当時精神的に辛かったのですが、『ネウロ』のおかげで自分に対して希望を持てました。

もし少しでも興味ありましたら、まずは古本屋で手に取ってみてください。絵が独特で、グロテスクな場面もありますので、人によっては刺激が強いかもしれません。それでも大丈夫な方はぜひ『ネウロ』の世界に浸って頂きたいです!

レビューの評価が高かったので読んだが、終始お飾り女子高生探偵弥子には 違和感というか ムカつきがあった。成長も糞もないだろう?? グロテスクな描写や残酷ストーリーも面白くなかった。

ネウロのテーマに習って漫画を食べ物に例えるなら、この漫画は最高に美味しい漫画でした。
何度読み返しても飽きない美味な漫画。

23巻全てを目一杯使用して作者が伝えたかったこと、そこにある主題を確かに受け取れる素敵な作品です。

最初はトリックの甘さや人を選ぶ絵柄、作画ミスなどが気になっていましたが、そんなことは「雑談する為の掲示板やチャットで三点リーダーの使い方や段落の空白を注意するぐらい野暮な指摘」だと気付いてからは更にのめりこみました。
まぁ商業作品としては気にしなければいけないのかもしれませんが、気になる方は早々に読むのを辞退しているでしょうからね。
それにそれを補って有り余るぐらいストーリーやキャラの完成度が高いので、やはり総合的には素晴らしい作品であると自信を持って言えます。

松井先生の次回作が楽しみでなりません。